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テンカイ ノ コウシキ日本公演終演 -愛-

2017/3/7 18:51

こんばんは、れをるです。年明けのブログから、大分お久しぶりの更新になってしまった!楽しみにしてくれている方はすみません。でも、とてもとても濃密な2ヶ月を過ごしていました。文章で伝えられることはその断片になってしまうけど、振り返りつつ書いていきますね。

先ず、最初に。テンカイ ノ コウシキ in JAPAN、東京大阪公演が無事終了致しました。会場にお越しの全ての皆様、ご来場本当にありがとうございました。ラブユーオール!

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EN2 No title(photo by at.Zepp Tokyo)

今月末でトイズに所属して丁度1年が経ちますが、メジャーデビューにあたって言い尽くせないほど色んなドラマがあり、悩みの尽きなかった一年間。笑って、時に泣いて、本当に忙しない、退屈しない時間をメンバーと共有してきました。

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ギガちゃん。照れ屋で内気で、とことん平和主義な職人気質のクリエーター。わたしとお菊にどんなに振り回されてもなおついてきてくれる懐の深さがある。温和で優しくてユーモアもあって、よくバカなこと一緒にやって笑ってる。悩みとかもウンウンって聞いてくれて、励ましてくれる。過去に一度音楽をやめようとしたことがあって、それを止めてくれた恩人でもあります。

お菊。普段は絶対に表に出さないけれど、実は情熱がメラメラで負けん気が強い(多分わたしより)。向上心に溢れていてハングリーな映像クリエーター。よくケンカする、激しいケンカをしても結局いつも仲直りする。人生で一番辛いことがあった時に、傍にいてくれた人。気付いたらもう5,6年隣で過ごしてた。もう好きとか越えちゃったな。

普段の活動形態が「作り込んだものを発表する」ということに特化した彼らにどうステージに立ってもらうか、そしてどう立ちたいのか。お金をいただいて、時間をいただいて、ステージに立つということ。今回のライブを期に色んな意見が取り交わされ、二人も不安や悩みをいっぱい抱えたと思います。

わたしも、東京公演が終わるまで本当に気が気じゃなかった。でも、わたしは音と映像を駆使して、あんなにも場を盛り上げてくれてる二人にこそ、ステージに立ってほしくて。ステージに立って、実際にリアルにお客さんからのレスポンスを知ってほしかった。それをわたしが独り占めしちゃうの勿体ないって、ずっと思ってたから。

東京のステージングが終わって、アンコールで出ていった時の二人の笑顔をみて、二人を見たお客さんが喜ぶのをみて、よかったんだよなって思えた。泣きそうになりました。

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M13 コノヨLoading...(photo by Taku Fujii at.Zepp Tokyo)

そんな思いを抱えた2月26日のZepp Tokyoから、場は移ろいで3月5日、なんばHatch。東京の熱で不安が払拭されて、歓声に支えれて、大阪はただただひたすら楽しかった!両公演ともに、かけがえのない記憶になりました。辛くて、もう嫌だってやめたくなっても、あの光景を思い出したら踏みとどまるだろうな。今までがそうだったようにね。

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M15 DetaramE Kidding(photo by Koji Iwase at.なんばHatch)

そして、テンカイ ノ コウシキの舞台演出、如何でしたか?わたしたちREOLというプロジェクトは、勿論支えとしてたくさんの大人が関わってくれているんですが、基本的にベースは全部わたしたちメンバーに委ねられていて。

舞台全体の演出監督はわたしが、音響と音源制作をギガ、映像監督はお菊、という役割分担で進めていきました。とはいえわたしは歌うので、客観的に見てどうこうはできない。だからリハーサルを何度も重ねて、動きが映像とシンクロするように振り付けをして、フォーメーションを明確にして、ずっとやりたかったステージプロジェクションマッピングの魅力を最大限出せるように尽力しました。

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M11 REOL Mashup Remix time(photo by Koji Iwase at.なんばHatch)

歌に関して。昨年の夏頃からボイトレにも通い始めて、りょんりょん先生というパワー溢れる方に、精神面から日頃のケア、歌唱、パフォーマンスまでオールラウンドで鍛えてもらっています。

活動を続けていると多種多様な意見が取り巻いて、心無いことを言われたりもして、あんまり自分の声とか歌に自信が持てなかったりもして。超ド級のネガティブ人間だから、ギガの音でわたしが歌うことなんて別に求められてないんじゃないかとか今更考えて落ち込んで、でもずっと一緒にやってきてわたしが一番ギガのこと知ってるし、近くで見てきたからそんなの悔しいし。

今まではそれでも好きって言ってくれる人の声だけに支えられていたけど、ボイトレに通って実際に声量が上がったり高音が強くなったりしていくのを実感して、今回のライブで自分の歌が前より好きになれた。自信がついた。それがボーカリストれをるとして、一番の糧になりました。

音の良さを、映像演出の良さを活かすも殺すも、わたしの歌に加えて動きにもかかってくるので、責任はより重大になりましたが、でもやっててすごく楽しくて嬉しくて最高だったんだ。ギガの音で歌って、お菊の映像に入り込む。自主で活動していた頃からずっとやりたかったことを実現できた。頭の中のビジョンのままをお届けできるかというのも不安要素の一つでしたが、想像のまんま!そこも嬉しい。

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M8 神様になった日(photo by Koji Iwase at.なんばHatch)

今回がプロジェクションマッピングを使う初めての舞台になることもあって、限りなく映像が映えるように衣装デザインはオールホワイト。舞台セットも全部白く塗ってもらいました。ドレスコードをWHITEに決めたのもそういう理由で、皆様と少しでも気持ちを共有できるように。Σの配列に準えて、アンコール含め全18曲のセットリストでお送りしました。みんなが纏ってくれた白い服に照明があたって色とりどりに染まる会場、これが見たかった~!自分達だけでやってるんじゃない、お客さんと作っていく一体感が可視化されてほんとに嬉しかったな。

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M2 LUVORATORRRRRY!(photo by Taku Fujii at.Zepp Tokyo)

白のサロペットと白のつなぎ、黒い羽織もREOL仕様でデザインしたものを作っていただきました。あと宵々古今の時に使った錫杖と提灯と番傘も特注、REOLって入ってたりしてめっちゃ可愛いので今度舞台小物を載せたいな。

デザインといえば公式グッズも、お菊と手塩にかけて頑張ったのでみんなの毎日に取り入れてもらえたら!けいとコラボできたのもほんとに嬉しかった、極彩色のアクキーとΣの、一緒につけたらかわいいよ! 明日から通販サイトにて事後通販も始まりますので会場でゲットできなかった皆様(予想以上にお買い求めいただいたようでソールドアウトが早かったみたいですね、本当に申し訳ないです)、行けなかったけどグッズ買おうかな!という皆様、是非ご利用ください。ちなみに自分でデザインしたので一番気に入ってるのはローキャップ、お菊がデザインしてくれたので気に入ってるのはあにょすタオル!

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テンカイ ノ コウシキ東京大阪公演にご尽力いただいたREOLスタッフのみんなと集合写真やった~!マネージャーたち、舞台監督さん、マニピュレーターさん、音響さん、美術さん…物凄い数のスタッフに支えられてあの舞台が実現しました。そして、わたしの横にいらっしゃるのがトイズファクトリー社長の稲葉さんです。社長だけど社長と呼ばれるのを嫌がる(笑)、とっても謙虚でそれでいて、大阪公演まで脚を運んでくれちゃう愛情に溢れた本当にすごい人。わたしたち3人が敬愛してやまないお方です。

ライブが終わるまでちょっとでもネタバレしたくなくて、自分たちの中だけに溜めていたことを全部書いたらものすごい文字数になっちゃった。それだけ熱い思いで挑んだ公演だったということです!

学校、仕事、生活、生きることってしなきゃいけないこととしたいことに取り囲まれていて戦場。生きるってそれだけでかなりえらい。みんなえらいんだよ。だから現世の波に揉まれながらもわたしたちの音楽を聴いて、限りある時間を共有してくださる人達が尊いです。

生き証人になってくださったご来場の皆様、この舞台を見届けてくれて本当にありがとう。ファンとともに年をとっていける、そんなユニットでありたいです。そして今回来れなかった方にも、わたしたちの全力はワンマンライブでこそ実現できるので是非遊びに来てください、お待ちしています!

さてさて、今週末は遂にファイナル番外編、テンカイ ノ コウシキ韓国公演!日本公演でみんながくれた熱量を海を渡って高められたらいいな~。初韓国なのでライブは勿論、音楽も好きだしグルメとかファッションも楽しみ。韓国オシャレだよね。あにょすぺにょすはせよ~!

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M16 VIORA(photo by Taku Fujii at.Zepp tokyo)

REOLの真ん中 れをる

追伸

最後に、大分残念なお話をひとつ。今回のライブで痴漢被害にあってしまった子がいたようで、スタッフに報告が来ました。正直すげーイライラしてます。みんなが楽しみに来てる場で、わたしたちの神聖な場で、犯罪行為をするなんてファンじゃないと思ってるよ。もしもステージング中に見つけたら、中断してステージに上げて平手打ちして出禁ですよ。それでも全然許されないけど。

ライブという密着空間ではそういうことも起こりえてしまうということが何より悲しいですが、痴漢やスリ行為には本当にお気をつけください。もしも見つけたら、近くのスタッフに伝えたり周りの人に言ってね。みんな協力してくれるはずなので。

REOLのお客さんは男女比率が大体半々なので(それはとても有り難いことですが)、女子は自分の身を自分で守れるように!男子達もサポートよろしく!自分だけが楽しむのではなく、全員で楽しめるライブであるように願ってやみません。

追伸の追伸

バッドニュースで締め括るの嫌だったのでいいニュースを。最近お菊と交換ノートはじめました!これいいニュースだということにしといてください頼む。おわり