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虚構集

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内容紹介

名義を新たにソロアーティストとして再起動した、マルチ・クリエイター“Reol"が放つミニアルバム「虚構集」 3月14日にビクターCONNECTONEレーベルより発売決定!

収録曲全ての作詞・作曲をReol本人が担当。 盟友“ギガ"氏が「平面鏡」・「カルト」等の楽曲でアレンジおよびミックスに携わり、更にはクラムボン“ミト"氏や“瀬恒 啓"氏などが新たに迎えたミュージシャンがアレンジを担当。 初回特典盤には、『虚構集』オリジナル・コンセプトブックを封入。 文章、写真、デザイン・レイアウトに至るまで全てReolが担当し、40ページに渡って作品制作の様子や、日々が記録されており、ファン必須のアイテムとなっている。

エンド

作词:Reol

作曲:Reol

あれそれとなくし続けて
僕は一人で此処に突っ立っている
世辞と罵声が背中をおす
交ざる風を身に受け惑わされぬよう

気丈な演技を磨きます
竦む足に鞭をうって睨む
僕がいないかもしれない明日に
痕を残すため今爪を研ぐ

綴る言葉全て遺言です
君に伝わるように喋ります
守りたい 選べない 君以外

もしも愛なんてものに縋らなくても
僕らが幸せになれたなら
楽になれるだろうか
誰も知り得ぬいつかこの先がどんなでも
君がいればそれだけでいい

君がいればそれだけでいいのに

何が大切であるかを
これだけ生きてもまだ言い淀む
見極めようと凝視して
他の何かを見失いそうになる

恐れを知らなすぎたあの時みたいに
怖がらずに愛したい
世間知らずと言われても構わないから
疑わずに信じたい
約束破りも裏切りも
祈ってニルヴァーナ すべて許したい

僕を好きだと言う君が大嫌い

もしも愛なんてものが
存在し得ないまやかしだとしたら
君を今求めていることの説明がつかない
孤独で不確かな此処でも
君といればそれだけで

終わりのない終わりを
果てのない果てを見たい
美しい地獄から
君にもう一度だけ

もしも愛なんてものに縋らなくても
僕らが幸せになれたなら
楽になれるだろうか
誰も知り得ぬいつかこの先が
どんなだとしても

守りたいものから失ってしまう
それでも諦められないのは
面倒な世界に僕は未だ絶望していないから
触って 叱って 愛して

平面鏡

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Youtube総再生回数2億5千万回超えの実力者!「Reol」としてのソロ活動再開発表とともに、配信シングルをリリース!

作词:Reol

作曲:Reol

いっせーので真ん中の目を射るよう
投げるダーツ、フライト
25点ゾーンじゃ当たってないも同然
ヒット以外はノーカン
だけど「みんながオンリーワン」
誰一人実感ない笑えない冗談

頭がいい、顔が可愛い、性格がいい
チェックリスト あたし幾らですか?
また演じて 大人になって
すべからく隠してほら笑って

見てる見てる、
可愛いあの子の口から漏れる陰口
気にしてるしてる、
流行り廃り上等 伺う顔
トレンドでファッショニスタ

僕らは何を信じたらいい?
お金じゃ買えない 安心が欲しい
ブルズアイだけを狙って疲れ目
下がった視力で僕ら何が見たい?

嘘をついてる「大丈夫」
届かない呪いの歌
憂いを流してよアルコホリック
流行りの歌が愛を問う
救えない呪いの歌
わかってほしい、わかんなくていい

ずっと

平面鏡をなぞるように人が生きている
君があたしとあの子
掛け持ちしていたの知ってるよ
電話線抜くように遮断した昨日が
頭の中何度なじっても消えない
今から云うことは本当

あたしは怖くて仕方がないよ

君の目 映り込む身体
真実よりも確かな虚像を
捉えて 違いない思想
今すぐに伝わっていてほしいよ

どんな事情もシカトで
わかってほしかったのは君です
なんで 正せないままで
壊れていく平面世界

嘘をついてる「大丈夫」
届かない呪いの歌
憂いを流してよアルコホリック
流行りの歌が愛を問う
救えない呪いの歌
わかってほしいわかんなくていい

嘘をついてる「大丈夫」
届かない呪いの歌
憂いを流してよアルコホリック
流行りの歌が愛を問う
救えない呪いの歌
わかってほしいわかんなくていい
ずっと

ミッシング

作词:Reol

作曲:Reol

もう何処をふらついたって
居場所に思えないよ
どうだっていいんだもう
曖昧 身勝手 怠惰 皆嫌いです

全部投げ打って
君と二人で高飛びをしよう
消せない罪が増えすぎた
罰をこの身に食らって

このまま記憶をなくしたい
空になったって構わない
あたしはあたしがわからない
たとえ死んだとして治らないね

此岸から望んだ景色は
とても眩しく美々しく遠く映るんだ
虚構と現実の狭間で君と
あたし一体誰で何者だったかな
知る由もないね

焦らすタクシーメーターは上がる
あたしはその速度に同期する
救えない人 愛せない人
償うことももうできないけど

焦らすタクシーメーターは上がる
あたしはその速度に同期する
救えない人 愛せない人
正気の沙汰じゃないさ わかるだろ

平穏無事、温室なのは物足りないだろう
どうだっていいけど
危ういくらいの方が丁度いいです

全部失って
迎える最後が君となら
退屈すぎる俗世に
身を投じるのも悪くないね

このままこのままでいたいのに
時と人があたしを追い越していく
あたしはあたしがわからない
甘い毒で刺して 戻れないね

彼岸に咲いた花を集めて
君と四十九の遊戯をしていれば
二人の胸に巣食う孤独も埋めて
なるようにしかならないとかなにか
音量を上げて

焦らすタクシーメーターは上がる
あたしはその速度に同期する
救えない人 愛せない人
償うことももうできないけど

焦らすタクシーメーターは上がる
あたしはその速度に同期する
救えない人 愛せない人
正気の沙汰じゃないさ わかるだろ

カルト

作词:Reol

作曲:Reol

さあ信仰しろ 世迷い言など捨て置け
ほら執着しろ 愛しきお前にも罰を

八卦よいで見ろ かくも五月蝿き
夜泣き病のやむ気配なし
明け方の四時 浴室で吐く
グラスを持て

観自在菩薩ニハ非ズ。
行深般若波羅蜜多時折、
「お前を赦してやる術が無い」
唖々羯諦羯諦、波羅僧羯諦。

さようなら
羨むことも臆することももうしないから
また僕のために泣いてよ
下らないことも思い出して ねぇ

さあ信仰しろ 世迷い言など捨て置け
ほら執着しろ 愚かなお前に救いを

八卦よいで見ろ かくも五月蝿き
夜泣き病のやむ気配なし
明け方の四時、浴室、甘美
僕は一抜け

観自在菩薩ニハ非ズ。
行深般若波羅蜜多時折、
「お前を赦してやる術が無い」
唖々羯諦羯諦、波羅僧羯諦。

さようなら
羨むことも臆することももうしないから
また僕のために泣いてよ
下らないことも思い出して

信ずれば叶わぬ欲も
潰えた今も報われる?
倒れても崩れようとも
も一度打ち立てるから、笑ってよ

あ可よろし

作词:Reol

作曲:Reol

流行りもなくなる有象無象この世は超レガート
快速遅延して港埋め立ててファーストセカンド
不甲斐ない自分ごとまとめて不用品回収どうぞ
早足で帰ったら急いで電源を落とせ

長く生きれば生きるほど不条理なことも知ってしまうね
あなたを悩ませる事情とか全部平らげてしまいたい
科学調味料食らう現代はまるっきりインスタント
幸不幸を取り違った結果万全とはいえない

下らないあたしならいらない
あと一度期待したい
しょうのない未来であるほど

泣かないでほら顔を上げてよ
絶望と同じ分だけ
愉しいニュースが飛び交う
あなたが向いてる方角こそ
前だと信じて踏みしめるだけ

可視化したい此の先 幸せの座標がわかってりゃ堂々
他人の親切や悪意に右往左往していても上等
頼りない綺麗ごとに身を委ねてうまくやれんならもっと
痛くない深くない誰かのようになんてなれない

ぬるい手合いじゃやり甲斐がない
まだ知らないそれが見たい
五臓も六腑もまるごと

間違って赤字を出しても
どうせ死ぬまでの埋め合わせ
派手な賭け事に乗り出せ
あたしが生きてる時代でこそ
やれると信じて疑わないだけ

あなたが生きる365日が
思い通りいかないような時も
番狂わせ回り回る今
公転と同じく摂理である
ただ歪な愛と愛に見舞われて
息絶え絶えにそれでもひたすら
重力のはたらきみたく
引かれ合うことを愛情だと呼びたい

拙いメソッドでまあ構わない
すべからく愛したい
優しさも弱さも覚悟も

泣かないでほら顔を上げてよ
絶望と同じ分だけ
愉しいニュースが飛び交う
あなたが向いてる方角こそ
前だと言い切ってよろしい
躊躇いなどは煩わしい
あ可よろしく笑う あなたが正しい